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TUSCANIO ROSSO

イタリアのワイン評価本ガンべロ・ロッソのファイナル(最終予選)に、われらTUSCANIO ROSSOが予選を勝ち抜き残っているとの報告を受けました。
評価はビッキエーレ(ワイングラス)で現され、最高ランクはトレ ビッキエーリ(3つのワイングラス)です。

今月末には結果がでるようです。報告は来月に!

# by bulichellanippon | 2011-07-26 01:54 | ビオ ワイン

fagiolini di metro

fagiolini di metro_c0226907_191641.jpgfagiorini di metroは、その名の通り ものさしのように長~いインゲンです。今年からブリケッラ農園の畑に植えられ、レストランの夕食時にも大活躍。その他にも数種類のトマトが植えられ、緑や赤色の粒を重そうに実らせています。今は畑に行っては、さくらんぼのような小さなトマトをつまんで食べるのが楽しみです。青臭いトマトの香りを、お伝えできないのは残念!口の中に ほうり込むと甘いトマトの果汁が口いっぱいに広がります。細長いサンマルツァーノはトマトソースに、オッキオ クオーレ(心臓) ディ ブーエ(牛)は、牛のハートのように大きなトマトで、そのままかじってもサラダに合わせても おいしいです!玉ネギ・サラダ・キューリ・ズッキーニなど今年の畑は とても賑やかに野菜たちが顔を並べています。自然の力に感謝です。ありがとう。

 注:オキッオ(目) ディ(の) ブーエ(牛)は、目玉焼きのことです。

# by bulichellanippon | 2011-07-26 01:32 | 農園や近郊でのできごと

ポプロニア

二千七百年以上も昔、西ヨーロッパにオリエントの高度文明を移植した 多くの秘密と謎に包まれた民族、エトルリア人。
ローマが栄えるずっと以前、イタリアに高い文化を築いた民族。土着民族であったとの主張もありますが、実際どこからやって来たのでしょうか。
今日の中近東からヨーロッパに来たのは間違いない ともされていますが…
どうやら、その鍵はエトルリアの言葉の解読にあるようです。しかし、どんな言語を手がかりにしても解明できないエトルリア語。彼らの末裔(まつえい)がいたら、その謎も明らかになるのでしょうが、ローマ人は、エトルリア民族に関わる一切の痕跡を消してしまいました。
エトルリア人が消滅したあと、墓荒らしが始まり、
巨大なエトルリア人の墓から宝物(貴重な装飾品や金・銀・青銅の什器・陶器)が盗み出されたそうです。

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ポプロニア村
ブリケッラ農園から西へ16km、テレニア海 バラッティ湾の丘の上に スペイン式の城がそびえるポプロニア村(人口:今日 約15人の小さな村)があります。
そのお膝元にエトルリア人たちは眠っています。
彼らの墓は今では国により守られ、丘陵にある墓地には無断で進入することはできません。

バラッティ湾の入江に巨大なドームの形をした高塚墓の残骸があります。
この高塚墓は前七世紀に作られ、四角い切石、石坂、平たい石を使って円形に仕上げています。(こちらは入場可能)

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ポプロニアから臨むバラッティ湾

丘の上のポプロニアにもエトルリア人は加圧装置やサイフォンを利用して、問題なく水を運んだそうです。ポプロニアの地面の色は暗い茶色の錆で、どこを掘っても鉱滓「こうさい」が出てきました(鉱滓:鉄を溶かしたあとのカス)。
バラッティ湾の砂浜が日を浴びるとキラキラ輝くのは、この鉄のためでしょうか。
航海民族としてもエトルリア人は物資の輸出入のために早くから自前の商船隊を作り、港や沿岸、あるいは商船隊を防衛する強力な海軍力を保有したようです。エトルリア産の製品がイタリア各地の沿岸、サルデ二ア島、シチリア島、北アフリカ、南フランス、スペイン、ギリシャ、小アジア、キプロス島などで発見されています。
エトルリア人の海軍力は強力で、長い間 海を制し、その結果 彼らの名を取りテレニア海と呼ばれるようになったと言われています。
また牧畜も有名で、馬や豚を飼いならし、その他にウサギ、鳥、鹿、猪(特に好んだ)を狩り食していました。マグロ漁にも長(た)けていたようです。農業の生産性は高く、穀物、ワイン、チーズなど輸出できるほどでした。東方からイタリアに ある種のぶどうを持ち込んだのはエトルリア人だったようです。

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ポプロニア入り口

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バラッティ湾

# by bulichellanippon | 2011-07-26 00:32 | 農園や近郊でのできごと

Cieli e terra nuova「新しい大地と天」

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サンヴィンチェンツォの少年少女スカウトグループ「Occhio di Primavera(オッキオ ディ プリマヴェーラ)~春の蕾~」から東日本の被災者の方々へメッセージ。
俳句と挿絵は2,011年イタリア俳句コンクールの受賞作品です。
私たちと自然との調和をモチーフに綴られた一冊の中から幾つか、ご紹介します。

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Col mare calmo io sento la liberta' dentro il mio corpo (訳:静寂な海に 僕の体は自由を感じる) 

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Nel cielo azzurro fruscio delle foglie canti di uccelli( 訳:蒼い空に 葉がサラサラと音を立て 鳥たちが唄う)

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Albero secco ma il cuore batte ancora di fiori e foglie(訳:枯れ木でも 花と葉の心は鼓動を打っている)

# by bulichellanippon | 2011-07-19 22:02

なでしこジャパン

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 FIFA女子ワールドカップ2,011年決勝戦は、最初から最後まで手に汗にぎる目の離せない試合になりましたね。決して最後まであきらめない日本の女子魂(たましい)を感じた今回の試合。日本の皆さんが、ひとつになり元気になったひとときでした!なでしこジャパンの皆さん、感動をありがとうございます!そして、おめでとう!
とにかく国境を越えて女子がかっこいい!男性諸君、頑張ってくださいね。

時は変わってエトルリアの女子たちは、どんな生涯を送ったのでしょうか?次回はエトルリアの人々に一歩近寄ってみたいと思います。

# by bulichellanippon | 2011-07-18 23:28
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ブリケッラ農園に腰を下ろして 早6年。有機栽培のぶどう オリーヴ 野菜 果物に囲まれた生活の中で 心がビオになっていく そんな農園で起こるできごとを お伝えしたく 四苦八苦で取り組んでおります。


by bulichellanippon
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