どなたが最後?
スヴェレート街の郵便局へ。3,000人弱の住民のための郵便局は、街を囲む塀の外に位置します。駐車場がないので、ちょっと不便な立地。そんな郵便局が今日は人で溢れかえっていました。しかも ご老人ばかり。小さな待合場にある4~5人がけのベンチに座って井戸端会議を開いている人。順番を待って杖を突いてたっている人。その後ろに長く続く列。郵便物のコーナーは、どうやら誰もいません。なるほど。今日は楽しみのあの日。年金受取日なんです。私には、まだまだ遠い日なのですけれど。待つことなんて、たいしたことない!と言わんばかりの満面の笑み。受付が一箇所で、なかなか作業が進まない。どんどん ご老人たちは、やって来ます。入るやいなや、「おはよう。どなたが最後かな?」これが合言葉のように繰り返されるのです。「ええと、あの人だった?」「最後にいた あの人が出て行ったから、あなたでしょ。」なんて。番号製にすればいいのでしょうが、小さな街、スヴェレート そんなシステムはないのです。トラブルが発生しても、従業員には関係ありません。「自分たちで把握しあってください。」
でも、全てが機械化してしまうより、人とのふれあいが出来る この感じがいいのかもしれません。
でも、全てが機械化してしまうより、人とのふれあいが出来る この感じがいいのかもしれません。
by bulichellanippon
| 2010-12-03 19:59
| 農園や近郊でのできごと