カテゴリ:動物( 33 )


たわし

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僕は、たわしではありません。ハリネズミの子どもです。ブリケッラ農園で生まれました。お母さんはいません。兄弟は3匹。でも、1匹は動かなくなってしまいました。病院に連れていけば治るかなぁ。それとも、お母さんのところへ逝ったのかなぁ。時々、道端に転がっている僕らは、たわしではありません。僕らは、ハリネズミです。


自然が、そのまま残されている場所にだけ生息すると言われているハリネズミ。ブリケッラ農園は、彼らに選ばれた場所なのだと感激しました。お母さんがいなくなってしまったことは残念で、彼らが自力で生きていってくれることを期待します。祖父は以前、道端にひかれていたタヌキを見てこう言いました。「道に出てくるなんて危ないな。」12歳の私は、こう答えました。「彼らの場所に人間が道を作ってしまったんだ。」
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by bulichellanippon | 2011-07-17 23:28 | 動物

ホタル

昨晩、壁の光は消えた。

数日前に母屋の壁を 照らす光に導かれ
暗闇の中 光の方向へ歩んで行くと、それは小さなホタルが体から発するものだった。
またホタルの季節になったな。嬉しくて、しばし 一匹のホタルを見つめた。

次の日の晩になると、ニ匹のホタルが果物畑を遊泳していた。
もう少ししたら、たくさんのホタルたちの光でいっぱいになるだろう。
母屋の壁の一点は、再び一定のリズムで照らされていた。
どこにも行かず、壁だけを照らしている。

次の日になると、たくさんのホタルが果物畑を その光で照らしていた。
母屋のホタルは少しだけテンポを変えて それでもなお壁を照らし続ける。
明日もまた会えるかな?

その思いは伝わらなかった。

次の晩、壁の光は消えてしまった。

今晩はホタルたちが農園の中を あちこち遊泳している。
群れをなして たくさんのホタルが光をはなす姿は見事である。
それでも思う。あの壁のホタルにもう一度会いたいと。
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by bulichellanippon | 2011-04-28 00:45 | 動物

いのしし

c0226907_0175047.jpgブリケッラ農園からマッサ マリッティマへ向かう途中のけものみち。ここには たくさんの動物たちが暮らしています。代表選手はイノシシと鹿。
私も時々出会いました。出会ったといっても車の中から ひとめ見ただけで、こうして目の前でご対面することは初めてのことでした。
「夕方6時になると イノシシが山から下りてきて人間とふれ合う。見せてあげるよ!」農園チーフで猟師のステファノが案内してくれました。日曜日ということもあり、私が訪問した時には、すでに数人がいのししに おやつを与えていました。体長40cmくらいの子どもから80cmくらいの大型までさまざまなイノシシたちがたわむれていました。
場所はモンティオーニにある森の中のバールです。
どうやら餌付けされている野生のイノシシのようですが、案内人のステファノ、猟師の腕がうずいたのではないでしょうか?
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by bulichellanippon | 2011-03-10 00:50 | 動物

アフリカ羊のゴウと赤ちゃん

c0226907_20413079.jpgアフリカ羊のゴウがこんなに立派になりました!写真右:現在のゴウ
写真左:息絶えかけた生まれたばかりのゴウ(2,009年4月14日生まれ)

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アフリカ羊につきましては、だいぶご無沙汰をしてしまいました。というのも、かれこれ1年前になりますか、私が怖~い思いをしたからです。

1年の間にアフリカ羊もメンバー交代がありました。当時のボス、ホッパーも今では不在。ご近所の方に当時よりいたメス ジュデッタとともに譲りました。
現在の群れはゴウを筆頭に5頭のメスで構成されています。私が名付けたメイも健在です。
昨日、羊小屋から奇妙な鳴き声が聞こえましたので1年ぶりに勇気を出して小屋に入りました。小屋に入るとなんとも かわいい羊の赤ちゃんが飛び出してきて私の周りをピョンピョン飛び跳ねるではありませんか。なんと かわいらしい。鳴いていた原因は、ご飯を食べに赤ちゃんのもとを離れた お母さんを探していたのでした。お父さんは、もちろんゴウ。ゴウのかわいい赤ちゃんを見ることができました。
c0226907_033325.jpg写真:2,011年2月25日生まれの赤ちゃん
私に恐怖を与えたのは、ホッパーでした。彼の角は硬かった。今も あの情景がよみがえってくるほどです。あの時もちょうど赤ちゃん誕生で小屋に入ったときの出来事でした。お腹をすかせたメス(メイ)が、二本足で立ち上がりオリーヴの葉を食べ始めました。アフリカ羊はオリーヴの葉が大好物。地面に近い葉は食べつくされ、立ち上がらないと届かない高さに葉はありました。
メイの頭の高さにひょいと枝を曲げると、メイは喜んで食べ始めました。それを見ていた群れが、あっと言う間に私の周りを取り囲み…最初は、かわいいなと思った私でしたが、ずっと枝を支えるわけにもいかず 一瞬、手を離しました。すると、私のお腹辺りでカチカチと音がするのです。なんだろうと思って見ますと、ホッパーが「もっとくれ」というように角で私をグイグイ押しているでは ありませんか。カチカチと音がしていたのは、首から提げていたニコンのカメラを角で小突いていたからでした。


「これは困った。まだ欲しいらしい。」私はまた枝を曲げて羊たちに葉を与えました。ところが枝の葉がなくなると、カチカチと音がする。ホッパーがグイグイ あの角で小突いてくる。「こんなことをずっとは続けられない。小屋から出たい。でも、絶対に後ろを向いてはダメだ」と心の中で考えました。「ニコンのカメラがダメになるかもしれない。でもカメラが防御になってくれている。」
その日たまたま持っていた携帯でスタッフを呼びました。でも、電波がないカンティーナで働いていたスタッフたち、目と鼻の先の出来事であるのに誰にも気づいてもらえない。なんと恨めしいことか。
そうだ、羊担当のアリはトラクターに乗っているかも。すぐにアリの番号を探しました。そうしている間もホッパーの反撃は止まりません。やっと、アリに連絡が取れ、羊の群れから開放された時の安堵感。それ以来、小屋にも近づけずにいました。でも、ゴウはとっても優しい。そういえば、ホッパーの攻撃にも無言で耐えておりました。
今は5頭のメスと生まれたばかりの赤ちゃんと暮らしています。
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by bulichellanippon | 2011-03-01 20:45 | 動物

いのししと並んで走る

日曜日は あまりパッとしない お天気でしたが、知り合いを尋ねて友人たちと遠出しました。
同じトスカーナで暮らしているので気晴らしにと思いきや、大変な旅になってしまいました。
というのも、トスカーナの街作りは敵からの攻撃を防ぐために丘の上に集中しているからです。
道はご想像の通り、くねくねとした山道が続きます。
車に弱い私はすっかりバテてしましました。
その帰り道、マッサ・マリッティマからモンティオーニを通ってスヴェレートに向かう通りを走ることになりました。夜中は電灯もなく 真っ暗で、何か起こっても携帯電話が使えない森の中を通過する「けものみち」なのであります。私は暗くなると この道は通りません。今までにも車の真ん前を大鹿が横切ったり、いのししとぶつかったりする事故が幾度と起きているからです。いのししとぶつかって、いのししが死んでしまうと大変です。警察を呼んで事情聴取、車は壊れる、いのししは持っていけるのかと思えば警察のもとへ。散々です。

車の時計をふと見ると、まだ18時を少しまわったくらいでした。それでも雨が降ってきたせいもあり、周りは薄暗く人でもなく寂しい「けものみち」。
ふと左側を見ると、アスファルトの上を大きな犬が走っていました。大きな犬だなぁ。よく見ると、いのししです。
体長1mはあったでしょうか?大きい。しばらく一緒に走りましたよ!

いのしし狩りのチーフに今年のいのしし収穫の成績を尋ねました。
「200頭は見たな。でも、60頭しか獲れなかった。」
「いのししの頭は通常捨てると聞きましたけれど?」
「あれは、仕留めた人のトロフィーさ。今度、ブリケッラにも持ってこようか?剥製(はくせい)にして飾ってもいいし、食べてもうまいぞ!」
有機栽培をモットーとするブリケッラ農園と いのししの剥製は似合わないなぁと思いながら、でもヒゲをそってぐつぐつと煮た いのしし料理は、いつか…と想像した私でした。
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by bulichellanippon | 2011-02-25 00:50 | 動物

まる子と おじろ

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まる子6歳
とっても聞きわけがよく自分の立場をわきまえている お姉さんねこです。霜が降りる前の晩は家の中に飛び込んできます。玄関の自分専用のベッドの上で朝までじっと動かず眠ります。

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おじろ年齢不詳(多分まる子と同じくらい。)
人懐っこく散歩にも同行する 甘えん坊のねこです。1年前にブリケッラ農園にやってきました。もう すっかり家族です。


 
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by bulichellanippon | 2011-02-07 23:44 | 動物

おじろとレオ

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今日のおじろとレオ


                      
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by bulichellanippon | 2011-01-30 23:35 | 動物

おじろ

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ネコのおじろが農園にやってきてから、もうすぐ1年になります。最初は事務所にも入れてもらえなかった、おじろ。
今では、すっかり社長席でお昼ね。オーナー不在には、しっかり その役目を果たしているようです。
看板ねこであったバットマンにつぐキャラクターの持ち主で、農園のマスコットになりつつあります。
散歩にも一緒にやってきて、暗闇で しっぽの先の白い部分を行灯のように ちらつかせます。
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by bulichellanippon | 2011-01-29 02:45 | 動物

ふと振り返る

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2ヶ月の愛犬レオと1歳のまる子。この頃から、ふたりは仲良し。今もかわいいけれど、この頃は まりのように小さくて抱っこができて本当に愛くるしかったです。現在30kg。大きくなりました!レオを受け取りに行った帰り道、車の中で名前を考えました。そして、すぐにレオンの名が浮かびました。映画のレオンのように強くて優しくなるようにと。農園に帰って早速 新メンバーのお披露目。
その当時、農園にいた映画監督Kさんが、「ジャングル大帝」の白い獅子レオの名を偶然にあげました。レオンとレオ、似ているので、レオの名に決定!後で知ったのですが、レオのお父さんの名は、ビアンカレオーネといい白い獅子の意味なんです。
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by bulichellanippon | 2010-12-01 02:47 | 動物

今日のレオ

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今日のオリーヴの収穫作業終了後。ピックアップ・トラックの荷台から、レオの走りのショットを一枚。普段は甘えん坊でおとなしそうに見えるレオ。でも、走ると ものすごく速いのですよ。馬のように走ります。
ひとしきり走って 家に帰りましたら、疲れてスヤスヤ寝てしまいました。
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by bulichellanippon | 2010-11-20 07:54 | 動物
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ブリケッラ農園に腰を下ろして 早6年。有機栽培のぶどう オリーヴ 野菜 果物に囲まれた生活の中で 心がビオになっていく そんな農園で起こるできごとを お伝えしたく 四苦八苦で取り組んでおります。


by bulichellanippon
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