カテゴリ:農園や近郊でのできごと( 66 )


fagiolini di metro

c0226907_191641.jpgfagiorini di metroは、その名の通り ものさしのように長~いインゲンです。今年からブリケッラ農園の畑に植えられ、レストランの夕食時にも大活躍。その他にも数種類のトマトが植えられ、緑や赤色の粒を重そうに実らせています。今は畑に行っては、さくらんぼのような小さなトマトをつまんで食べるのが楽しみです。青臭いトマトの香りを、お伝えできないのは残念!口の中に ほうり込むと甘いトマトの果汁が口いっぱいに広がります。細長いサンマルツァーノはトマトソースに、オッキオ クオーレ(心臓) ディ ブーエ(牛)は、牛のハートのように大きなトマトで、そのままかじってもサラダに合わせても おいしいです!玉ネギ・サラダ・キューリ・ズッキーニなど今年の畑は とても賑やかに野菜たちが顔を並べています。自然の力に感謝です。ありがとう。

 注:オキッオ(目) ディ(の) ブーエ(牛)は、目玉焼きのことです。
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by bulichellanippon | 2011-07-26 01:32 | 農園や近郊でのできごと

ポプロニア

二千七百年以上も昔、西ヨーロッパにオリエントの高度文明を移植した 多くの秘密と謎に包まれた民族、エトルリア人。
ローマが栄えるずっと以前、イタリアに高い文化を築いた民族。土着民族であったとの主張もありますが、実際どこからやって来たのでしょうか。
今日の中近東からヨーロッパに来たのは間違いない ともされていますが…
どうやら、その鍵はエトルリアの言葉の解読にあるようです。しかし、どんな言語を手がかりにしても解明できないエトルリア語。彼らの末裔(まつえい)がいたら、その謎も明らかになるのでしょうが、ローマ人は、エトルリア民族に関わる一切の痕跡を消してしまいました。
エトルリア人が消滅したあと、墓荒らしが始まり、
巨大なエトルリア人の墓から宝物(貴重な装飾品や金・銀・青銅の什器・陶器)が盗み出されたそうです。

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ポプロニア村
ブリケッラ農園から西へ16km、テレニア海 バラッティ湾の丘の上に スペイン式の城がそびえるポプロニア村(人口:今日 約15人の小さな村)があります。
そのお膝元にエトルリア人たちは眠っています。
彼らの墓は今では国により守られ、丘陵にある墓地には無断で進入することはできません。

バラッティ湾の入江に巨大なドームの形をした高塚墓の残骸があります。
この高塚墓は前七世紀に作られ、四角い切石、石坂、平たい石を使って円形に仕上げています。(こちらは入場可能)

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ポプロニアから臨むバラッティ湾

丘の上のポプロニアにもエトルリア人は加圧装置やサイフォンを利用して、問題なく水を運んだそうです。ポプロニアの地面の色は暗い茶色の錆で、どこを掘っても鉱滓「こうさい」が出てきました(鉱滓:鉄を溶かしたあとのカス)。
バラッティ湾の砂浜が日を浴びるとキラキラ輝くのは、この鉄のためでしょうか。
航海民族としてもエトルリア人は物資の輸出入のために早くから自前の商船隊を作り、港や沿岸、あるいは商船隊を防衛する強力な海軍力を保有したようです。エトルリア産の製品がイタリア各地の沿岸、サルデ二ア島、シチリア島、北アフリカ、南フランス、スペイン、ギリシャ、小アジア、キプロス島などで発見されています。
エトルリア人の海軍力は強力で、長い間 海を制し、その結果 彼らの名を取りテレニア海と呼ばれるようになったと言われています。
また牧畜も有名で、馬や豚を飼いならし、その他にウサギ、鳥、鹿、猪(特に好んだ)を狩り食していました。マグロ漁にも長(た)けていたようです。農業の生産性は高く、穀物、ワイン、チーズなど輸出できるほどでした。東方からイタリアに ある種のぶどうを持ち込んだのはエトルリア人だったようです。

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ポプロニア入り口

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バラッティ湾
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by bulichellanippon | 2011-07-26 00:32 | 農園や近郊でのできごと

スヴェレートの中世のお祭り

c0226907_23332824.jpgスヴェレートの街が中世の時代にタイムスリップ。
門をくぐれば街の人々が白や茶の衣装をまとい、そこはまるで中世時代そのもの。
毎年行われるスヴェレートのお祭り。
来年は皆さんもタイムスリップしてみてはいかがでしょうか。



















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中世の時代では、ユーロ札は通用しません。買い物前に換金してくださいね。
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by bulichellanippon | 2011-07-17 23:42 | 農園や近郊でのできごと

Gatto nero クロネコ

海の街サンビンチェンツォの とあるバール、名前はGatto nero(クロネコ)。
そこで私のブリケッラ農園の野花の写真展は開かれています。
先日の金曜日には農園のワインのテイスティングも野花に囲まれて行われました。
三週間ほど写真展を行います。お近くの方は是非 お訪ねください。
今週の金曜日もテイスティングを開催。お待ちしています。
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by bulichellanippon | 2011-05-03 00:00 | 農園や近郊でのできごと

DOCG スヴェレート

ブリケッラ農園のオーナー宮川氏がVal di cornia(ヴァル ディ コルニア地区)のワイン組合理事長を務めてから4年目に突入。その間、彼が挑んだことは我らが街スヴェレートのワインにDOCGの印紙貼付をすることでした。この計画が企画されてから、すでに2年経過しておりますが、そろそろ最終段階に入ったようですので、皆さまにお知らせいたします。本当は、もっと前にお伝えしたかったのですが、このDOCGの件では長い長いストーリーがあるのです。
ヴァル ディ コルニア地区はピオンビーノ・スヴェレート・サセッタ・サンビンチェンツォ・カンピリア マリッティマなどの街で構成されています。ワイン組合の会議でいつも議題に上がったことは、DOCGスヴェレートとDOCGヴァル ディ コルニアの違いでした。DOCGスヴェレートとなればスヴェレート以外の街のワイン製造者たちは納得がいかなかったからです。それでも宮川氏はDOCGスヴェレートに夢とロマンを抱き続けました。

DOCGとは保証付き原産地統制名称。1,980年に品質規定の最上級ワインとしてDOC(原産地統制名称)ワインの上に設けられたものです。熟成・アルコール度数・生産量などの規定に加え、ボトルの口の部分に印紙貼付が義務付けられます。キャンティーのワインは最もポピュラーなイタリアワインでボトルの口の部分に黒の雄鶏マークが貼付されていて、皆さんもよくご存知と思います。マークはこれからのお楽しみですが、スヴェレートのワインたちも あのように装飾されるのです。

組合会議で行き着いた結果を皆さんも知りたいですよね?
それは、また次回発表とさせていただきます。(多分夏ごろになると思います。)ここはイタリアですから、全てがスローライフなのです!
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by bulichellanippon | 2011-02-26 23:58 | 農園や近郊でのできごと

地方TV局がやってきた

「社会的な貢献をしている農園巡り」と題して地方TV局の人々がやってきました。
天候にも恵まれ、昼前から長テーブルの上に近辺で収穫されたばかりの青々とした ほうれん草やキャベツ、数種類のジャム・ハチミツ、農園のオリーヴオイルとワイン、今朝焼きたてのパンとスキアッチャ(ピザ生地にオイルと塩をかけて焼いたもの)、チーズやサラミ、パスタなどを並べました。
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農園のバンでワインを運んでやってきたステファノ。「いただきまぁす」とスキアッチャをかじってぱくり。そのまま消えてしまいました。
口をあんぐり開けている私を見て、オーナーは「ひっくり返せば見えないよ!」と籠の中のスキアッチャの頭とお尻をひっくり返しながら「ちぎって、ちぎって!」と私たちスタッフにもご馳走してくれました。
おいしい!作りたてのスキアッチャは かじると、オイルが染み出し塩加減も絶妙(書いているだけで口の中に香りが広がります)!「もうちょっとどう?」なんて、TV局の人たちが来た頃には無くなる!なんて心配しながら、ちょっとづついただきました。まるでネズミたちがかじったみたいでした。
社会的な貢献…とは?と思った方もいらっしゃると思いますので、少し説明させていただきます。
ブリケッラ農園は今までに日本の引きこもりの青年たちを援助したり、イタリアの服役者が社会復帰できるよう労働研修の場として共に働く環境つくりに協力してきました。
TV局の人々がやって来て撮影が始まりました。ワインを飲んだりパンをかじったり楽しそうでした。
地方TVの放送が楽しみです。
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おまけ:おなか丸出しのおじろです。
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by bulichellanippon | 2011-02-23 01:11 | 農園や近郊でのできごと

アーモンドの花

c0226907_22551591.jpg今年もまた アーモンドの花が咲き始めました。
立春。もう春なのですね。

家の前の植木鉢のレモンの木に たくさんレモンが なりました。
友人にリモンチェッロ(レモンの香りがする食後酒)の作りかたを教えていただいたので、明日はレシピをご紹介します!彼女のリモンチェッロは、オレンジも入れますので香りがとってもよく私は大好きです。
リモーネ(レモン)とアランチャ(オレンジ)の食後酒なので、リモアランチェッロと名付けます!
簡単にできて、とってもおいしい食後酒の作りかた楽しみにしてください。
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by bulichellanippon | 2011-02-04 23:08 | 農園や近郊でのできごと

Guida MICHELIN ミシュランガイド

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ミシュランガイドはパリ万博が行われた1,900年、自動車運転向けのガイドブックとしてフランスで発行されたのがはじまり。
内容は郵便局や電話の位置まで示した市街地図のほか、都市別のガソリンスタンドやホテルの一覧、さらには自動車の整備方法などであったそうです。
発行者であるミシュラン社はタイヤ会社。

1,930年代にレストランを星で格付けする方法が開始。星の数は当初の1つ星のみから、2つ星までとなり、現在の3つ星方式は、1,933年が最初。

1,956年、初めてのフランス国外版として「北イタリア」版ガイドが創刊され、ベネルクス版、スペイン版が続きました。
2,005年には、初めてヨーロッパ以外を対象とした「ニューヨーク・シティ」版が登場。その後アメリカ合衆国では「ラスベガス」「ロサンゼルス」「サンフランシスコとベイエリア」の各版が加わりました。
2,007年には欧米以外では初となる東京版(2,011年版からは東京・横浜・鎌倉)が、2,008年には香港・マカオ版が、2,009年には京都・大阪版(2,011年からは京都・大阪・神戸)が、2,010年11月にはシカゴ版が発行されました。参考:ミシュランガイド歴史

2,010年12月14日発売のミシュランガイド イタリア版
ホテル・その他宿泊施設 総掲載数4,163軒中 アグリツーリズモ ブリケッラ農園が今年も掲載されております!
トスカーナのスヴェレート村に23軒のアグリツーリズモがありますが、ミシュランガイドに選ばれたのはブリケッラ農園だけです。
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by bulichellanippon | 2011-02-03 23:45 | 農園や近郊でのできごと

いのしし狩り

2,011年1月31日、いのしし狩り終了しました。
農園に隣接している山で一頭100kgのいのししが仕留められたそうです。
時々、暗闇に向かって愛犬レオが吠えていたのは、そのいのししが近くにいたからなのか…
ぶどう畑にあった大きないのししの足跡とそのそばに並んでいた小さなハート型のうりぼうの足跡。
お父さんいのししだったのか、お母さんいのししだったのか、分かりませんが なんだかちょっぴり寂しい気がします。

それでも私がトスカーナで学んだことは、食文化において大切なことでした。
骨以外は全て食すること。
食卓に上った食べ物は、おいしくいただき それを自分の肉と血にすること。

以前は、可哀想という感情が先にたち、口にすることもなかった動物もいます。
今では、もうそこに調理された肉に感謝し いただくことを覚えました。
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by bulichellanippon | 2011-01-31 23:14 | 農園や近郊でのできごと

トスカと真冬のブリケッラ

トスカの別荘から拝む真冬のアグリツーリズモ ブリケッラ農園。西日を浴びてぶどう畑が黄金色に輝きます。
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トスカも元気いっぱいです!

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by bulichellanippon | 2011-01-27 23:12 | 農園や近郊でのできごと
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ブリケッラ農園に腰を下ろして 早6年。有機栽培のぶどう オリーヴ 野菜 果物に囲まれた生活の中で 心がビオになっていく そんな農園で起こるできごとを お伝えしたく 四苦八苦で取り組んでおります。


by bulichellanippon
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