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いのちを食べる 2

c0226907_1493137.jpg このたまご かものたまご?放置された たまご。鶏に託してみました。でも、ダメでした。そして、私の留守中に 1羽のメスがもが消えました。山のふもとに広がる農園。山には いのししや キツネ 鹿など たくさんの動物が暮らしていて、夜になると 下りて来ます。弱肉強食の世界。食べられた肉は 誰かの命になる 自然界とは そういうものなのです。
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by bulichellanippon | 2010-08-31 01:53

五感

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目を伏せて、心で感じて。
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by bulichellanippon | 2010-08-30 06:06 | 農園の花たち

VIOGNER ヴィニョレ

2010年8月28日 Viognerの収穫。9月からの予定でしたが このぶどう 準備万端だったのです!ブリケッラ農園の白ワインといえば、Vermentino(ヴェルメンティーノ)100%でした。しかし!来年の白ワイン Toscanio Bianco(トスカーニョ ビアンコ)・Buli Bianco(ブリ ビアンコ)に 香り高いこのぶどうが加わるのです!今までの白ワインも 香りがよく好評でしたが、さらに香りがプラスされます!

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収穫のようす

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かごに入れたぶどうをトラックに載せて カンティーナ(ワイン醸造所)へ!

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圧縮機に入れたVioner したたり落ちる果汁だけを まずタンクへ。これがTBトスカーニョ ビアンコになります。それから、少し圧縮機の回転数を上げ、皮を絞ります。この果汁が BBブリ ビアンコになるのです。スタッフのアリが特別に用意してくれたトスカーニョ ビアンコになる前のジュースを一口。なんと甘くて おいしいことか!
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by bulichellanippon | 2010-08-28 22:22 | ビオ ワイン

イタリアで生きる

c0226907_23384185.jpg雹の被害補償は3割。労働者を守る この国の法律です。ちなみに私の1週間ちかくに及ぶ病院滞在費は無料でした。滞在許可証をもっていたため、健康手帳を取得、法律上 私もイタリア人と同じ保障を受けることが出来るのです。なんて国民に優しい法律なのでしょう。

1,800年代 世界ではじめに イタリア トスカーナ州にて死刑廃止が決まり、今では139カ国が死刑廃止。日本・アメリカなど59カ国は 今もなお 死刑が行われています。人が人を裁く。動物界・自然界において 人の世界にだけ存在する やり方でしょう。

今年のぶどう 見てください!たわわに実ったぶどう。今までに見たことがないほどです!ぶどうの枝は、実の重さに懸命に耐えています。だからといって、今 ぶどうを剪定する方法を 私たちスタッフは拒みました。今年の作り方は 今までと ちょっと違います。自然に逆らわず、そのままを受け止める方法です。
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by bulichellanippon | 2010-08-27 23:54 | 有機栽培

人生いろいろ

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そこに しがみ付いている人生と

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殻を飛び出し 新たに旅立つ人生

分岐点。人生いろいろ。
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by bulichellanippon | 2010-08-27 05:27 | 動物

いのちを食べる

c0226907_0555790.jpgあの夕食会の日、私は炊飯器に何か訴えられているのを感じていました。モノから何かを感じるなんて変なことだろうと思いますが、本当に悲鳴を感じたのでした。そしてその直感は的中。見事に炊飯器は壊れ、生米が炊き上がり、そして停電。私の夕食会は予想もつかない方向へと導かれていったのでした。何とか夕食会をやり過ごし、停電も演出のうちと、お客さまはとても喜んでいたそうです。
次の日、5年半以上お世話になった炊飯器に別れを告げ、ゴミ置き場に。私も壊れ、ゴミ置き場とはいかなかったものの、お隣の街、ピオンビーノの丘の上に収容されたのでした。
病院は海の街、ピオンビーノの高い丘の上に建っています。以前は遠くから見るだけで、まさか自分が滞在するとは夢にも思っていませんでした。病院の窓からは、碧い海と空。海と空との境目がわからないほどの水平線に、エルバ島が浮かんでいるのでした。きっと、あんな景色を見ていたら すぐに病気も治るだろうなどと、想像したこともありました。私の病室からは、不運なことに海は見えませんでした。実際、自分がどこにいるのか判りませんでした。

救急車で真夜中に運ばれて以来、ベッドから下りることも出来ず、検査に行く際は、ベッドのまま あちこちに運ばれ、こんな経験は初めてでした。輸血3回、始終 点滴。これが、私の食事。入院3日目の晩に 初めて紅茶を口に出来た喜びは、何と表現すればよいか判りません。私の部屋は8号室で、入れ替わり立ち代り、患者が運ばれ、私よりも先に出て行きました。
胆石で苦しんだ女性(1泊)、便秘で苦しんだ女性(2時間)、バカンス中に膝が腫れた女性(2泊)、滑り止めの効いたローカで滑って背中を打った女性(1泊)。背中を打って泣きながらやって来た女性は、私の病院滞在4日目にやって来ました。私は4日目の夜、初めてミネストラを口にできました。その女性は、看護婦が持ってきた食事を見て、ウへという顔をし、「ウンチをするために食べたくない」と言いました。
私は、今回の入院を通して、食べる喜びを改めて感じました。口から物を食べられる喜び。楽しさ。選べる自由。スローフードでも、ファーストフードでも、とにかく選べる自由。そして、それらが私たちのガソリンになる。それを忘れてはいけないと思いました。
「いのちの食べ方」というフィルムを もうご覧になりましたか?私は結局、途中から見ることができなくなり、あの続きがどれだけあって、どう終わるのか知りません。
私たちが普段 口にしているものが、どのように作られて 私たちのもとへ届くのか たんたんと紹介されているドキュメンタリー映画です。
6日目の昼食にチキンが出ました。ふと、あの映画の鶏たちが脳裏を駆け巡りましたが、私はゆっくり味わいながら 骨以外 全て食しました。モノのように飼育され、いつ自分の命が失われたのか判らない状態で肉になる動物たち。今の私たちの食の現状です。かわいそう。食べるのを止めるか?でも、私たちは食べて生きていかねばなりません。その食べ物たちに感謝しながら。

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6日目の昼にやっと出た食事

病院の部屋は白い天井・壁と 簡素で適当に広く 4つのベッドが2台ずつ並べられ、赤いふちの大きな窓。窓のそばにクリーム色の備え付けのプラスチックのカウチ。その前に白い丸テーブル、赤い3つのイスがありました。ベッドにはカーテンはなく、プライバシーを守るようなものは全くありません。同じ船に乗った仲間というわけです。
医師や看護婦達が定期的に訪問する際、見舞い人は そのたびに外へ出されます。そして、時々、部屋の真ん中で看護婦達が雑談を始める姿を見るのは、なんとも滑稽(こっけい)でした。担当医師は5人。看護婦もたくさんいます。親切な人もいれば、そうでない人もいて面白い。
入院は1日と思っていたのですが、なかなか退院できず、日が経つにつれ 物が増え、自分の部屋のようになっていきました。

病院の朝は早く、外が まだ白茶けた頃に採血にやってきます。そして、血圧検査・熱測定。
掃除婦は、朝の7時と夕方の4時に清掃にやってきます。日曜日の朝は、掃除機をかける日のようで、朝6時半にローカ掃除をしていました。

月曜日に検査を控えた私は、前日 胃洗浄をしなければならず、午前・午後にわけ 4Lの水を飲まねばなりませんでした。あと1L半のところで、ギブアップ。ダメでもともと、看護婦ルームに足を延ばしました。
「もう、便は液体なのですが、まだ飲まねばなりませんか?」当たり前でしょうの返事を待っていた私に、以外にも看護婦達は「いいよ。残りは捨てて!でも、ACQUA IN BOCCAよ!」ACQUA IN BOCCAアックワ イン ボッカ なんて久しぶりに聞く言葉!「黙っていてね。誰にも言わないでね」。8年前にNHKのイタリア語ラジオ講座で習ったフレーズ。寛容で 気さくな看護婦たちでした。

その晩、16歳のアルバニア人の女の子が左顔を腫らしてやってきました。口にピアスの穴を自分で開け、それが炎症してしまったというのです。彼女の両耳はピアスの穴が4つ。鼻と右の口もと 歯ぐきにもピアスの穴がありました。「今回は失敗しちゃった!」となんとも明るいパワフルな女の子。何事にも動じない。私の半分も生きていない彼女に たくさんのことを教わりました。それもそのはず、彼女は戦争を見た。目の前で簡単に人が死んでいった。死ぬときはアッと言う間。だから、周りを気にせず、とらわれず自分の思うように生きなければ!人生は たったの1回よ!
病院で偶然出会い、言葉を交わした少女。もしかしたら、これが一期一会になるかもしれない。ありがとう。

病院から出るとき、私は 開放感から 何かに 背中を押された気がしました。
そしてイタリアと日本 平和条約も交わしていない日本人に 親切にしてくださった医師・看護婦たち 心より感謝いたします。
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by bulichellanippon | 2010-08-26 01:34 | 農園や近郊でのできごと

明日は寿司の日

もうすぐ朝の2時です。やっと65羽の鶴を折り終えました。明日は再び日本食に挑戦!今回は助っ人なし!ひとりでやるしかないのです!前回は偶然 農園にやって来たふたりの救世主に助けられ 何とか乗り切りました。Y子さん、M君ありがとうございました。今回はITALOGIAPPONESEと題して、イタリアと日本食の饗宴です。私の担当は、海苔巻きと 寿司と 天ぷらです。魚を買いに行きましたら、25kgのカジキマグロが台車に引かれてやってきました。明日(ああ、もう今日です。)一番で魚をおろします。30cmの包丁も買いましたし、準備万端!65名のイタリア人の口を満足させられるか、頑張ります!
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by bulichellanippon | 2010-08-14 09:12 | 農園や近郊でのできごと

余暇

c0226907_651262.jpg最近、ねこのオジロは 私たちの散歩について来ます。私たちが立ち止まると、コロンと体を横にして待ち、私たちの歩行速度が高まると、後ろから鳴いて ついて行けないことを知らせます。何せ、足の長さが違いますから 当たり前です。それでも、池を一周一緒に回り、ぶどう畑を歩きます。私たちとの散歩を楽しんでいるかのようです。私は最近、この楽しみを忘れていました。忙しい、忙しいと言って、忙しさにかまけていたように感じます。余暇は自分で作るもの。そう言った方の言葉を思い出しました。いつも水をあげることで精一杯だった私のミニ菜園。ふと、葉っぱにふれたら、とても愛おしく感じました。かれらも、雹の被害に負けず育っています。妹からもらった朝顔の種もグングン育ち、つるを伸ばしています。このまま、いったらどこまで伸びてしまうのかと思うくらい元気がいいです。コスモスの花も咲き出しました。トンボも空を宙返り。もう、秋です。私も余暇を楽しみたいと思います。
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by bulichellanippon | 2010-08-13 07:20 | 動物

Calici di Stelle ~星空の下の杯~

c0226907_5393498.jpg スヴェレート村の星空の下、杯をもった人々が溢れかえりました。星が降る8月10日の夜は 毎年このお祭りが行われます。スヴェレート村の門をくぐる前に、希望者は 5ユーロでワイングラスを購入し、マイ グラスを持参して ワインテイスティングに望みます。ワインは一杯1ユーロ。人々は、グラスと一緒に渡されるポーチを首から提げて、村を練り歩きます。途中、イノシシのハンバーグが焼かれていたり、トリッパ(牛の胃袋料理)が鍋いっぱいにぐつぐつ煮込まれていたり。村に こんなにたくさんの人々が集まるのを 私は見たことがありませんでした。夜中に農園に戻って 愛犬レオと散歩をしていたら、星が流れました。すばらしい晩でした。
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by bulichellanippon | 2010-08-12 06:03 | 農園や近郊でのできごと

自然のチカラ

c0226907_6511992.jpg雹に当たって傷ついたぶどうも、その後3日間続いた晴天のため その箇所だけ乾燥し、ほかの実への影響は妨げられました。ご心配をおかけしました。とにかく、今年もvendemmia ぶどうの収穫が出来そうです。太陽さん、ありがとう。そして どうぞ、収穫に興味のある方、農園にいらしてください!お待ちしております!

明日はスヴェレートの街で行われる お祭りについて お便りしたいと思います。
入場の際、お金を支払い、チケットの代わりに ワイングラスを受け取ります。そして、気になるワイナリーの場所に行って グラスを差し出すと、ワインを注いでもらえるのです!色々なワインが試飲できる ワイン好きには たまらないお祭りです。
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by bulichellanippon | 2010-08-10 06:58 | 農園や近郊でのできごと
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ブリケッラ農園に腰を下ろして 早6年。有機栽培のぶどう オリーヴ 野菜 果物に囲まれた生活の中で 心がビオになっていく そんな農園で起こるできごとを お伝えしたく 四苦八苦で取り組んでおります。


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